(閲覧注意)北九州で実際に起きた事件への感想

先日、

古本屋で一冊の単行本が目に留まったので思わず買ってしまいました。

ケモノの城

誉田哲也著

(現在は文庫本が出ています)

おぞましい

ホントにおぞましい。

思わず手に取って購入してしまったのを後悔するくらいの凄惨さ。

この話は凄惨といえば凄惨なんですが、何といっても注目する点は、

実際の事件を基に書かれているという事。

その事件は

北九州・連続監禁殺人事件。

この事件、あったなあぐらいの印象しかないんでどんなのだったかあまりよく覚えてなかったんですが

それもそのはず、

あまりにも残虐すぎて報道がほとんどされなくなっていったらしいです。

自分はケモノの城を読んでからはその基となった事件をどうしても知りたくなった。

このストーリーは本当にあったことなのか。

あったとしたら事実は一体どうだったのだろうか。

そして

消された一家 北九州・連続監禁殺人事件 園田正義著

を読んでみました。

主犯、松永太に対してはコメントしようがありません。

いや、コメントをしたくないというのが正直な感想です。

私はこの事件で初めてサイコパスという人間たちがいることを知りました。

何度も書きますがあまりにも凄惨な事件のため、この本でも何度も目を覆いたくなるような場面に出くわしました。

ただ、共犯者、緒方淳子が最後に人間の心を取り戻したかのようなところに唯一の救いが与えられたような気がします。

地獄の、ほんとにかなり奥深いところ、奥の奥に一筋だけ光が差し込んだような、

こんなところにも神の愛は存在するのかと。

本当に人間、どんなところからもやりなおそうと思えばやり直せるし幸せになる意思があったらそこからが幸せへの道のスタートラインだってことがうかがえるコメントが読めて、この事件のことを目で追った甲斐があったと思いました。


そして20年ほど経って緒方淳子とその子供たちの再開を目で見たい。

(緒方淳子は無期懲役なのであと20年ほど経てば仮釈放で出てきます)

そして確認したい。

そこには言葉では言い表せない神的な空間が存在するんじゃないかと思うんです。

(ちなみに緒方淳子の子供は2017年10月「ザ・ノンフィクション」という番組に出演したようです)

贖罪という言葉では言い足りないほどの重たい因果を背負ってしまった淳子の人生の行きつく先が光に溢れたものならば、今ものすごく苦しんだりもがいてる人の心の支えになるのではないでしょうか。

是非、そういう人生を生きて欲しいし、それを見届けたい。

亡くなった方々の魂の救いもこの一点にかかっているようにすら思えます。

かなりヘビーな内容の事件でしたので、読んでて頭が混乱しそうになりましたが、亡くなった緒方誉(おがたたかしげ)さんや静美さんたちの魂が、私にこれらの本を読ませて書評を書かせてくれたような気がしなくもありませんでした。

以上、北九州で実際に起こった事件を追っての感想でした。



読んでいただいてありがとうございます。

2017年末~2018年始にかけての読書

お久しぶりです。

ほんとにお久しぶりの更新です。

冬の間、何をしていたかというと

ずっと本を読んでました。

もう、ほぼ変わんないですね、生活が(笑)



面白いことを書きたいですが、そんなにないので、まあ読書の報告でも(笑)



関ケ原!を年末読んでたんですが、

年末年始にかけてその続編である大坂冬の陣、夏の陣を書いた

「城塞」

を読んでました。

楽しかったですね。楽しいというのは変な言い方かもしれませんが。

この、江戸時代成立期までの人間のなんとも残酷な様がちょっと心に響いて引っぱられそうになりましたが。



そのあと、もっと歴史を探究したくて「武士の家計簿」の著者などでいらっしゃいます、

磯田道史(いそだみちふみ)さんの

「徳川がつくった先進国日本」

という本を読みました。

面白かったですね。

日本人がなんでこんなに優しいの?とか

なんで落とした財布が世界で一番戻ってくる国なの?

とかがよく分かりました。

江戸時代初期までの、残酷で戦や人殺しが当たり前だった時代から

いろんな学びや経験をして、みんなでがんばって働いて

稼いだ方が得じゃないか、という思想に変わっていった様がよく分かりました。



その後、私の関心はなぜか第二次世界大戦あたりに移ったので、

現在はノモンハン事件に関する本を読んでますが

それについてはまた次回(笑)

では!



読んでいただいてありがとうございます。

感謝してます!